ひとくくりに空手と言っても色んな空手があります。
今回は組手のルールから空手を分類してみます。
空手を初めてみたいけど、近くの空手道場がどんな空手かわからないって人は参考にしてみて下さい。
目次
当てるか当てないか
まずは当てるか当てないかで大きく二つに分ける事が出来ます。
①直接打撃NGの寸止め空手(伝統空手)
②直接打撃OKのフルコンタクト空手
の二つです。
①直接打撃NGの寸止め空手(伝統空手)
寸止め空手、伝統空手と言われるルールです。
どちらもポイント制ですが大きく分けて二つあります。
●全日本空手道連盟(JKF)ルール
オリンピックに採用されたのはこのルールです。
主に四大流派と言われる糸東流、剛柔流、和道流、松濤館流が中心。
攻防速度が速い事が特徴で、故意ではない軽度の接触ならば可。
腰の入れ込み、形の整った突きや蹴りでないと一本と判定されない。
●日本空手協会(JKA)ルール
松濤館流の統括団体で全空連の協力団体。全空連にも比類するほどの規模です。
一本勝負であることが特徴。
打ち抜きは禁止だが、実質的には当て止めに近い。
試合自体も過激なものが多い。
②直接打撃OKのフルコンタクト空手
大きくわけて顔面有りと顔面無しのルールがあります。
●顔面無し
一般的にフルコン空手と言われのは、顔面や金的への攻撃なしのこちらのルール。
空手バカ一代の大山倍達総裁が、松濤館流と剛柔流を学び作ったのが極真会館が有名ですね。
大山倍達総裁の死後に極真会館が分裂して色々な流派・会派が出来ました。
K-1の創始者の石井館長率いる正道会館も極真からの系列です。
もともと極真系列でない所もあったり細かく見るとルールも流派・会派で多種多様です。
誠空会では少年部はこの顔面なしのフルコンタクトルールを採用しています。
●顔面有り
顔面有りと一括りにしてもこちらも多種多様。
【格闘空手】
誠空会の代名詞でもある格闘空手です。
格闘空手はスーパーセーフ着用で顔面有り、投げ有りの実践空手です。
【空道】
格闘空手に寝技がプラスされたのが大道塾の空道です。
道着着用のMMA(総合格闘技)ですごく面白いです。
【グローブ空手(新空手)】
道着着用のキックボクシングルールです。
那須川天心選手やK-1の尊武選手をはじめ新空手出身でプロ格闘家として活躍してる人がたくさんいてます。
他にも最近では正道会館が考案したフルコンPlusルールなど様々な空手があります。
誠空会の一般部は格闘空手を軸に空道・グローブ空手・キックボクシングに対応した練習をしてます。
誠空会の各クラスがどんなルールかは、クラス紹介のページに書いてますのでそちらのページも参考にして下さい。