空手道は、単なる格闘技ではなく、心と体を鍛える深遠なる哲学を含む武道です。この武道には「守・破・離」という三つの段階があり、それぞれが修行者の成長と進化を示すものです。この記事では、「守・破・離」の哲学に焦点を当て、空手の修行における重要性を探求します。

「守・破・離」とは何か?

「守・破・離」という言葉は、もともと千利休の訓をまとめた『利休道歌』に由来しています。この言葉は、以下の一節から引用されています。「規矩作法 守り尽くして破るとも離るるとても本を忘るな」という言葉が、空手道の「守・破・離」の教えの源泉となっています。
この言葉の意味は、非常に深いものであり、空手道においてもその精神が受け継がれています。修行者はまず基本を守り、それを破る勇気を持ち、最終的にそれを離れて新たな境地に挑戦することが求められます。この「守・破・離」の教えは、空手道の中での成長と進化の過程を象徴し、真の空手家の養成に貢献しています。

守 – 基本を固める

最初の段階、守、は修行者の基盤を築く過程です。修行者は師匠から教わった型や作法、基本的な知識を忠実に学びます。この段階では、指導者の教えを疑わず、その通りに行動します。指導者の行動を見習い、多くの話を聞きながら、基本的なスキルを習得します。この守の段階では、修行者はまず基本を身につけ、その基盤の上に成長していく準備を整えます。

破 – 創造と改善のプロセス

次に進むのは「破」の段階です。ここでは、修行者は経験と鍛錬を通じて、指導者の教えを土台として、自分なりの工夫を加えます。新しい方法を試み、既存の型や技術に挑戦し、改善します。この段階では、個人の成長が本格的に始まります。修行者は自己のスタイルを開発し、空手道に独自のアプローチを持ち込みます。破の段階は、個人の創造力と柔軟性が最大限に発揮される瞬間です。

離 – 自己の世界を築く

最終的に、「離」の段階に到達すると、修行者は指導者のもとを離れ、独自の学びを発展させます。過去に学んだ型や知識にとらわれず、自分のアイデアと洞察を尊重します。ここで個人的な進化が生まれ、新たな流派が誕生する可能性があります。修行者は自己のスタイルと哲学を確立し、自分自身と向き合うことで、真の空手家としての成熟を達成します。

空手道の進化

空手道は、守・破・離の哲学に基づいて進化してきました。型や基本は受け継がれてきましたが、時代と共に改良され、新しいアプローチが採用されています。受け継いだものを守りつつ、過去の制約を捨て去り、独自のアイデアを加えて、進化し続けるのが道です。空手道は変化し、進化し続けるものであり、その進化こそが真の修行の一部です。

まとめ

「守・破・離」は空手道の核心を捉えた哲学であり、修行者の成長と進化を示すものです。基本から始め、自己のアイデアと創造力を結集し、独自の空手道を築く過程が、真の修行の旅です。

漫画ドラゴン桜に『カタ”がなくてお前に何ができるっていうんだ。素のままの自分からオリジナルが生み出せると思ったら大間違いだ!創造するってことはまず真似ることから始まるんだ!』ってセリフがあるらしいですがまさに守破離。

練習しても上手くなりませんって人の99.9%は“守”が出来てない。
個性を出さずに基本技をとことん練習するのが大切なのに、ほとんどの方が基本を疎かにする。

基本をきっちりやる事が何よりも一番大事。
結局、結果出せない人って余計なことやりすぎなだけだと思ってます!

実際は守は意識が大切で、破離は意識せず進化していくものです。
空手道は決して止まることなく進化し続け、その進化こそが、この素晴らしい武道の魅力の一部です。

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